【消化器内科医の転職】医師転職の実体験ーマイナビDOCTORを使った私の経験

筆者は40代前半男性の消化器内科医ですが、数年前から転職を考えていました。
この度、マイナビDOCTOR を使った転職体験を経験しましたので、ここに記しておきます。

 

がん治療拠点病院で働くということはやりがいのある仕事ではあったのですが、大病院ならではの雑務の多さ(つまりコメディカルとの力関係で医者側が負けてしまっているという事です)、他科との連携の不具合(卒業年次が上の医師に患者を「押し付けられる」等の理不尽な不具合です)、上司や病院上層部との人間関係(経営のことと病院機能評価のことしか頭にないようでした)と様々な事情が重なって嫌気が差し、疲れてしまったからでした。

 

筆者の勤務している地域は医師不足の傾向にあることから、いまだに医局による人事がそれなりに色濃く残っています。転職をするのであれば医局にばれないように秘密裏にことを運ばなければいけないという制約がつきます。そこで、思いつく限りの医師転職支援サービスに「絶対秘密で」と条件をつけて、常勤で当直免除という希望で病院を探してもらうことにしました。

 

結果、どの医師転職支援サービスも病院の提案をしてくれることは同じなのですが、「あの病院に医者が足りないのは十年も前から知ってるよ」というような病院ばかりリストアップしてくる会社もありました。そしてどの会社も、まずはメールで情報を流してくれた後に筆者の感触をみてそれから動き出す、というような姿勢だったように思われます(冷やかし目的の利用者を見極めるために必要なプロセスなのかもしれませんが)。

 

そんな中、マイナビDOCTOR の筆者の担当の方だけは、必要最小限の情報提供の後に「一度お会いして詳しいご希望を伺いたいのですが」といってわざわざアポイントをとって面談をごく早い段階でして下さいました。情報も通り一遍のものだけではなく、「あの病院には○○という先生がいますが先生はご存知ですか?同僚としてやっていくのに問題はないですか?」といった内部事情や、「近いうちにあの病院が移転新築して規模を大きくするようです。常勤医を増やすと思われるので要望を通しやすい状況になるかもしれません」といった将来的な見通しも含めて筆者の転職について考えてくれました。

 

実際に転職希望した病院に行って、院長先生や事務長さんと面談する際にも同席してくれて、非常に心強い思いをしました。医局の許しが得られれば異動ができる、という段階までたどり着いたのですが、その時点でその方は筆者の担当から外れてしまいました。というよりも同業他社にヘッドハンティングされて、担当の方が一足先に転職してしまったのでした。

 

それまでのいきさつもありますし、交渉内容についても全て把握していた従来の担当の方に引き続き力添えをして頂きたいという思いで、彼の新天地である某社とコンタクトをとって業務を引き継いでもらうようお願いしたのですが、担当地域の問題や業績の問題もあるのか、担当の方との縁は途切れてしまい、医局の許可もおりないままにうやむやのうちに転職の話自体が雲散霧消してしまいました。筆者はいまだに冒頭の通りの仕事をしております。

 

筆者なりの結論めいたことを申しますと、マイナビDOCTOR はよいサービスを提供してくれます。
カウンターで利用したリクルートドクターズキャリアでは、思い出したように数ヶ月に一度ぼんやりとしたメールをよこすだけでしたし、その文面には「教授さん」などという医者であれば恐ろしくて考え付かないような言い回しなどが入っていたりして到底有能とは申し上げかねる方でした。医者の間の認識としても、マイナビDOCTOR は短期のお仕事やスポットアルバイト的なお仕事の紹介に強い会社というイメージだと思うので、概ねイメージとはかけ離れていないとも言えます。

 

医者と病院とのめぐりあいがある意味で運命的なものであるのと同様、それを紹介してくれる転職サービスの担当者とのめぐりあいも運命に近いのかもしれません。私は幸いにもよい担当者に恵まれ、希望に限りなく近い病院にあと少しで転職できるところまでたどり着いたという意味では幸運だったのだと思います。

 

ただし、ある程度の水準までは、会社が社員の質を担保することはあるでしょうけれども、突出して優秀な人に担当してもらえるに越したことないでしょう。そう考えると、「この会社は常勤の紹介はあまりやってないから」という理由づけなどをして手間を惜しんで1社だけに依頼をかけたりすると、とんでもない回り道をすることにもなりかねません。個人的体験から言って、是非可能な限り複数の転職サービスにアクセスして運命の担当者さんとめぐり合うことをお勧めします。

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